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岩屋毅外相「リーダーとしての最適任者、石破首相以外ない」

自民党の参議院選挙での歴史的敗北を受け、党内で総裁選の前倒しを求める声が高まる中、岩屋毅外相が訪問先のクウェートで「前倒しの必要はない」と明言しました。この発言は、危機に瀕する石破政権と、その舵取りをめぐる党内の深刻な対立構造を浮き彫りにしています。

参院選大敗が引き起こした「総裁選前倒し論」の背景

2025年の参議院選挙で、自民党は歴史的な大敗を喫しました。

これにより、党内では石破総理・総裁の責任を問う声が急速に高まり、任期満了を待たずに総裁選を前倒しで実施すべきだという「前倒し論」が勢いを増しました。

岸田文雄前総理や加藤勝信元官房長官ら、党内の有力議員からも同様の声が上がり、政権基盤の不安定さが露呈したのです。

岩屋外相の「石破最適任論」の真意と影響

こうした状況下で、岩屋毅外相は訪問先のクウェートで「リーダーとしての最適任者は石破総理以外にいない」とまで断言しました。

外務大臣という政権の要職にある人物が、公の場で首相を擁護する発言をしたことは、石破派親石破の勢力が政権維持のために結束していることを示す、強いメッセージと受け取られます。

この発言は、総裁選前倒しを求める勢力との対立を明確化させ、今後の党内論争をさらに加熱させる可能性があります。

今後の政局は、石破総理が党四役の辞任意向をどう受け止めるか、その判断が自民党、ひいては日本の政治全体に大きな影響を与えることは避けられないでしょう。

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