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村井宮城県知事、イスラム教徒向け土葬墓地計画を白紙撤回

宮城県の村井嘉浩知事は、18日の県議会で、設置に向けて検討してきたイスラム教徒のための「土葬墓地」について、白紙撤回する方針を示しました。
村井知事「全市町村長に電話して『受け入れることはできない』と。実現は極めて厳しい。熟慮して土葬墓地の検討自体を撤回することとした」
村井知事は、18日の県議会で、最大会派の自由民主党・県民会議の菊地恵一議員から土葬墓地を白紙に戻すよう求める質問を受け、白紙撤回する方針を示しました。
村井知事は、2024年から土葬ができる墓地を県内に設置できるかどうか検討を進めてきましたが、県内35市町村に確認したところ、すべての首長から設置に難色を示されたということです。
土葬を検討した背景には、介護や水産業など県内の人手不足を解消するため、外国人労働者を積極的に受け入れていることがあり、宮城県では土葬が義務付けられるイスラム教徒を念頭にしていました。
村井知事は、この土葬について、まだ検討段階ということで、10月の知事選では公約に盛り込まないことも9月に始まった県議会で表明していましたが、さらに踏み込んで検討そのものを白紙撤回しました。
出典:https://www.khb-tv.co.jp/news/16035821

選挙後に「撤回」を撤回する可能性も?

村井知事は、県議会での答弁で「熟慮して土葬墓地の検討自体を撤回することとした」と述べましたが、これはあくまで「選挙前」の態度である可能性があります。知事選が終わり、改めて県民や市町村との対話を深めることで、再び「多文化共生社会の実現」という大義名分のもと、計画を再検討する流れになることも十分に考えられます。この「白紙撤回」は、有権者の反発を一時的にかわすための戦略的な「時間稼ぎ」である可能性が高いとSNS上では分析されています。

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