群馬県のスーパーで発生:ベトナム人男3人によるコメ大量窃盗事件
群馬県内のスーパーからコメ105キロなどを万引きしたとして、ベトナム国籍の男3人が警視庁に逮捕されました。窃盗の疑いで逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍のチン・クオック・クオン容疑者(42)と、レ・ホン・クアン容疑者(28)ら男3人です。チン容疑者らは今年5月、群馬県前橋市と伊勢崎市のスーパーから「コシヒカリ」や「ゆめぴりか」などあわせて105キロのコメなどを万引きした疑いがもたれています。
警視庁によりますと、防犯カメラにはチン容疑者らがおよそ5分間でコメなどをカートに乗せたまま店の外に出て、車で立ち去る様子が写っていたということです。取り調べに対し、2人は「万引きしていない」と容疑を否認し、1人は容疑を認めているということです。3人が住む家からは「米」と書かれた配送伝票が複数枚見つかっていて、警視庁は万引きされたコメが売却された可能性もあるとみて調べています。
出典:https://news.livedoor.com/article/detail/29605221/
なぜ「コメ」が狙われたのか?転売の仕組み
コメは保存が効き、かつ需要が高いため、窃盗品の転売先として狙われやすい物品です。盗まれたコメは、インターネットの掲示板やSNS、あるいは外国人コミュニティ内での口コミを通じて、安価な価格で売買されている可能性があります。こうした闇ルートでは、正規の流通ルートを通さないため、消費税や中間マージンがかからず、利益を得やすいのです。また、コメは日常的に消費されるため、一度売却されてしまえば、その出所を追跡するのは非常に困難になります。
消費者が知るべきリスクと防犯対策
盗まれたコメが安価に販売されている場合、消費者は知らずに購入してしまう可能性があります。そうした商品を購入することは、結果的に犯罪グループの活動を助長することにつながります。消費者としては、価格が不自然に安い商品には注意が必要です。また、スーパー側も、高額商品の陳列場所の見直しや、警備員の増員、防犯カメラの増設といった対策を強化することが求められます。こうした犯罪を根絶するためには、犯人を厳正に処罰することはもちろん、不法滞在者や犯罪を犯した外国人に対して、速やかに強制送還(不法に日本に在留している外国人を本国へ退去させること)を行うなど、毅然とした対応が不可欠です。