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無免許運転が招いた高速道多重事故:トルコ国籍の男逮捕

栃木県の東北自動車道で、事故を起こして停まっていた車に別の車が追突し、2歳の男の子が意識不明の重体です。警察は、先に事故を起こした男を無免許運転などの疑いで逮捕しました。

栃木県鹿沼市の東北自動車道・下り線。事故を起こした車がハザードランプを点滅させ、ガードレール脇に停まっています。そばには白い乗用車、運転席の扉が開いています。

きのう午後7時半すぎ、この白い車が単独事故を起こして追い越し車線に停まっていたところ、家族3人が乗ったワンボックスカーが追突、2歳の男の子が意識不明の重体、6歳の男の子も重傷を負いました。

最初に事故を起こした白い車を運転していた男は現場に車を放置して立ち去りましたが、警察がきょう未明、栃木県内で確保。その後、逮捕しました。

男は埼玉県に住むトルコ国籍のベアジット・セイト・イゼツ容疑者(30)で、無免許運転や危険防止措置義務違反などの疑いが持たれています。

ベアジット容疑者は「無免許運転については間違いないが、事故の届け出についてはパニックとショックで思いつかなかっただけで、決して逃げようとしたわけではない」と、容疑を一部否認しています。
出典:TBS

無免許運転の代償

栃木県の東北自動車道で発生した痛ましい多重事故は、多くの人々に衝撃を与えました。単独事故を起こして追い越し車線に停車していた車に、後続のワンボックスカーが追突。わずか2歳の男の子が意識不明の重体、6歳の男の子も重傷を負うという、あってはならない悲劇です。そして、最初の事故を起こした車の運転手が「無免許運転」だったことが判明し、「またか」という嘆きが広がっています。無免許運転とは、運転免許を持たずに車を運転する行為で、交通ルールや運転技術の知識が圧倒的に不足しているため、極めて事故を起こすリスクが高い危険な行為です。

危険防止措置義務と現場立ち去り

この事故をさらに深刻にしたのは、最初の事故を起こしたトルコ国籍の男が、現場に車を放置して立ち去っていたことです。道路交通法では、事故を起こした運転者には「危険防止措置義務」という、事故車両を安全な場所へ移動させたり、後続車に危険を知らせたりする義務が課せられています。また、負傷者がいる場合は救護義務があり、警察への報告も怠ってはなりません。これらは、さらなる事故を防ぎ、被害を最小限に抑えるための基本的なルールです。

逮捕されたベアジット・セイト・イゼツ容疑者(30)は、「無免許運転については間違いないが、事故の届け出についてはパニックとショックで思いつかなかっただけで、決して逃げようとしたわけではない」と供述し、容疑を一部否認しています。しかし、その場に留まり適切な対応をしていれば、もしかしたら後続車による追突は防げたかもしれません。パニックであったとしても、その結果として幼い命が危険に晒された事実は重く、現場を立ち去るという行為は、極めて無責任であると言わざるを得ません。

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