金地金トラブルが招いた殺人未遂:流山市で中国人3人逮捕
中国籍の知人男性(40)を車で約120メートル引きずって殺害しようとしたとして、千葉県警は16日までに、殺人未遂の疑いで中国籍の男ら3人を逮捕した。男性は重傷を負ったが、命に別条はない。県警によると、金地金の売買取引を巡りトラブルがあったという。動機や背景を調べている。
逮捕されたのは住所不詳、自称自営業、ツイ・グアンリアン容疑者(40)、千葉県流山市南流山、会社員、リャン・ドン容疑者(43)、住所、職業不詳の自称リー・イエン容疑者(34)。
逮捕容疑は共謀して7月22日午後9時5分ごろ、流山市内の路上で知人男性が、乗用車の助手席後部座席の窓に上半身を入れていると知りながら、車を急発進させて引きずり、殺害しようとした疑い。
県警によると、4人は知人同士で8月にツイ容疑者とリャン容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕。今月に入って名古屋市熱田区のマンションでリー容疑者を発見し、入管難民法違反(旅券不携帯)容疑で現行犯逮捕していた。ツイ容疑者とリャン容疑者は、金地金を巡る組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑で7日に再逮捕された。
出典:産経新聞
金地金売買トラブルの闇:なぜ日本で凶悪犯罪が繰り返されるのか?
今回の事件の引き金となったのは、高額な「金地金の売買取引を巡るトラブル」でした。金地金は、資産価値が高く、現金との換金性が高いため、裏社会での取引やマネーロンダリング(犯罪で得た資金の出所を隠す行為)に利用されやすい特性があります。このような取引は、往々にして契約書などの証拠が残りにくく、個人間や組織間でトラブルが発生した場合、暴力的な解決手段に訴えられやすいという危険性をはらんでいます。
組織犯罪の兆候と逮捕の経緯:日本の「お人好し」が狙われている
今回の事件には、単なる偶発的なトラブルとは異なる、組織犯罪の兆候が色濃く見られます。逮捕された男らが複数(3人)で「共謀」して犯行に及んだ点、そして金地金を巡る「組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑」で再逮捕されている点からも、背後に組織的な関与がある可能性が極めて高いと言えます。容疑者の一人が、事件後、名古屋市内のマンションで「入管難民法違反(旅券不携帯)容疑」で逮捕されていることも、彼らが広域で活動し、逃亡を図ろうとしていたことを示唆しています。
国際的な犯罪組織は、日本の手薄な法執行体制や、外国人に対する「お人好し」な一面を狙って、活動拠点を広げているのではないかという疑念が拭えません。彼らは、日本の法の網をかいくぐる形で、金銭を目的とした凶悪な犯罪を繰り返しており、もはや「日本の治安は安全神話」とは言えない状況に陥りつつあるのではないでしょうか。