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社会

北九州市の学校で蛇口や便器が被害に

北九州市教育委員会は18日、同市八幡西区の木屋瀬中学校で、水道蛇口とシャワーヘッドが盗まれたり、便器などが壊されたりする被害があったと発表した。同日、福岡県警八幡西署に被害届を提出した。
市教委施設課によると、盗まれたのは屋外手洗い場6か所とプールに設置されていた水道蛇口計36個と、シャワーヘッド6個。また、プール横のトイレで便器と壁が壊されていた。18日午前6時半頃、校内の見回りをしていた教頭が発見。17日午後9時頃の警備会社の巡回では異常は確認されなかったという。
市内では13日、閉校した門司区の旧小森江西小学校に設置されていたエアコン室外機12台が盗まれる被害が発覚している。
出典:https://news.livedoor.com/article/detail/29604164/

なぜ公共施設が狙われるのか?犯罪の背景

今回の事件のように、学校や閉鎖された施設が狙われるのは、人目に付きにくい夜間や休日に犯行が容易であるためです。特に、水道蛇口やエアコン室外機には、銅や真鍮(しんちゅう)といった高価な金属が含まれており、これらはスクラップ業者に売却することで現金化が可能です。組織的な犯行グループが、転売目的で犯行に及んでいる可能性も考えられます。

地域社会への影響と今後の防犯対策

今回の事件は、地域住民や学校関係者に大きな不安を与えました。公共施設の被害は、私たちの税金で修繕されることになり、間接的に市民の負担となります。こうした犯罪を防ぐためには、学校や公共施設に防犯カメラを増設し、夜間照明やセンサーライトを設置するなどの物理的な対策が不可欠です。さらに、地域住民による自主的なパトロールや、不審者情報の共有といったコミュニティ全体での連携が、犯罪抑止に効果を発揮するでしょう。

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