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ウクライナ国籍の男3人逮捕 外国人ユーチューバーの「迷惑行為」

 福島県大熊町の空き家に侵入した疑いで、ウクライナ国籍の男3人が逮捕された。 邸宅侵入の容疑で現行犯逮捕されたのは、いずれもウクライナ国籍で自称会社員の男(34)、自称運転手の男(29)、自称電気工事業の男(43)の3人。 警察によると、3人は9月24日午後7時半ごろ、大熊町の空き家に侵入した疑いが持たれている。
 この空き家は東京電力福島第一原発事故により立ち入りが制限されている帰還困難区域のなかにある。 3人はいわゆる「迷惑系ユーチューバー」で、空き家に侵入した様子をユーチューブで配信していたため、この視聴者から「不法に侵入した動画が配信されている」などと警察に情報提供があった。 場所を特定し、駆け付けた警察官が空き家にいた3人を発見し現行犯逮捕した。 3人は容疑を認めていて、警察が詳しい動機などを調べている。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/96fa706d0c5d532c69c1a006fa85eed357105ff9

「迷惑」で稼ぐ愚かさ

 今回逮捕されたウクライナ国籍の男たちは、原発事故により立ち入りが厳しく制限されている区域に、許可なく侵入しました。これは日本の法律(邸宅侵入罪)に違反する、明確な犯罪行為です。彼らの目的は、その違法な行為を動画に収め、視聴回数を稼ぎ、広告収入を得ることです。

 このような「迷惑行為」をコンテンツにする外国人ユーチューバーは後を絶ちません。

 今回の事件が特に悪質であるのは、侵入したのが放射線量の高い危険な区域だという点です。原発事故から10年以上が経っても、この区域は依然として健康へのリスクが高く、立ち入りが厳しく制限されています。そこに侵入するという行為は、自分たちの命を危険に晒すだけでなく、もし事故が起これば、救助活動に当たる警察や消防、そして税金を使うことになります。

 彼らが金のために、このような危険な行為に手を染めるのは、動画配信の世界における過度な競争が背景にあります。より過激で、より注目を集めるコンテンツでなければ、埋もれてしまうというプレッシャーが、彼らを常軌を逸した行動へと駆り立てているのです。しかし、他人の迷惑や危険を顧みない行為が、「面白い」として受け入れられることは決してありません。

警察に通報した視聴者の「正義」が道を拓く

 今回の逮捕は、彼らが配信した動画を見た視聴者からの通報がきっかけとなりました。この事実は、SNSや動画配信の世界において、私たち一人ひとりが持つ「自浄作用」の重要性を示しています。単に「面白い」と消費するのではなく、「これは間違っている」と判断し、警察に通報した視聴者の行動は、日本社会の規範意識の高さを証明するものです。

 今後は、警察や行政だけでなく、動画配信プラットフォーム側も、このような違法行為を助長するコンテンツの取り締まりを強化する必要があります。しかし、最も重要なのは、私たち国民が、迷惑行為を面白がって拡散することなく、しっかりと「ノー」を突きつけることです。それが、日本の社会秩序を守り、外国人との共生を真に実現するための第一歩となるでしょう。

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