滋賀県の三日月大造知事は14日、新型コロナウイルス対策として県民に5月の大型連休を同居の家族などと過ごすよう要請していたにもかかわらず、自らは普段接触のない人と私的にゴルフをしていたことを明らかにし、「不適切な行動で反省している」と謝罪した。

 外部から事実関係を問う声などが寄せられたため、県庁で急きょ記者会見した。知事の説明によると、今月5日、彦根市で県内の経済人有志が主催したゴルフコンペに参加。約100人の参加があり、自身は県内在住の3人と18ホールを回った。昼食を共にしたが、周囲には飛まつ防止の仕切り板が設置されていた。表彰式や懇親会はなかった、という。

 三日月知事は「県に緊急事態宣言が出されていたわけではなく、状況をぎりぎりまでみて参加していいと判断した」とした上で、「さまざまな我慢を強いられる中で県民は過ごしており、眉をひそめる人も多いと思う。改めて振り返ると、コンペへの参加は見合わせるべきだった」と謝罪した。

 知事は4月26日、県内の感染拡大を受けて「医療体制非常事態」を宣言。28日には大型連休の過ごし方について県民に「できる限り日常的に会う家族などと県内で過ごそう」などと要請していた。

引用元:https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/564548

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